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B. AQL 抜取検品
- PPI 生産前検品
- IPI 初期生産検品
- DUPRO 生産時検品
- FRI 最終抜取検品
- CLS 積載管理

AQL抜取検品は、長年にわたり正確であることが立証されています。しかしながら、納品先での製品の品質レベルが出荷前の検査結果よりも低下していることも見受けられます。これは、輸送、荷扱い、環境変化あるいは信頼性の問題等に起因する場合があります。そのためAQLレベルを決める際、お客様には以下のことを考慮することをお勧めします。

不良品の分類

お客様が抽出されたサンプル数の中で、許容可能なAQLおよび不良品の最大数を定義します。目視検査で検出された不良品は通常「致命不良」「重不良」「軽不良」の3つのカテゴリーに分類されます。

致命不良:危険な状態。法的用件に違反しており、輸入通関やお客様に拒否される可能性が高い。

重不良:製品の使用、機能または販売を減少させる、または明らかに外観に欠陥がある。

軽不良:製品の使用や機能は低下しないが、規定された品質基準を多少逸脱する欠陥がある。または製品の販売を減少させる。

欠陥のある製品は欠陥サンプルと呼ばれ、検査工程では欠陥サンプルにある不具合数にかかわらず、1個の欠陥サンプルとして、不具合の中で最も深刻な不具合でカウントします。

お客様は検査基準と製品仕様書をもとに、どの項目を致命不良、重不良、軽不良と見なすか指定できます。